【基礎知識】祝・Chrome10歳!Webブラウザの歴史とChromeの今後についてまとめた。
GoogleのWebブラウザChromeが、9月5日で10歳になりました。
おめでとうございます!
あっ、デジ子のブログもChromeを使って書いています。
いつも大変お世話になってます。
さて、Chrome10周年を機に、ここらでWebブラウザ&Chrome誕生までの歴史と、今後予定されているアップデート情報をまとめてみました。
Chromeが登場するまで、どんなWebブラウザがあったのか、懐かしみながら読んでいただければ。。。
1、Webブラウザ変遷の歴史
Chromeユーザーのみなさん!
10年前、まだChromeがなかった頃、あなたはどんなWebブラウザを使っていたか覚えていますか?
今も現役活躍中のものもあれば、もはや目にしなくなったものも・・・。
そんな数々のブラウザをおさらいしていきます。
(1)Netscape(ネットケープ)
画像:Netscape 7.1 Streamline 日本語版 (Japanese) - Netscape Browser Archive
略称「ネスケ」。1994年に開発。
一般家庭向けのパソコンが普及し始めた初期を知っていれば「なつかし〜〜」と思う人もいるのでは。
1996年頃はシェア70%を占めていたインターネットブラウザでしたが、このあと出てくるInternetExplorerの台頭で勢いを失い、2002年夏に開発は終了、2004年には日本法人が撤退しました。
画像:Special Event 1998 : 初代 iMac 発表 | Steve Jobs museum
1997年まで、ネットスケープはMacOSに標準装備されていました。
でもこれは、アップルが1998年にiMacを発表し、あの「スケルトンで色展開豊富なおしゃれデスクトップパソコン」が一般家庭に普及し始める以前のお話・・・
(2)InternetExplorer(IE)
画像:Microsoft prepares to kill older versions of Internet Explorer on January 12th - ExtremeTech
Windowsユーザーにもっともなじみのあるブラウザ。
Microsoftがインターネット普及を予測し開発した製品。1995年のWindows95誕生以降、爆発的に普及しました。
そして「ブラウザ戦争」が勃発。ネットスケープとIEはアップデート合戦を繰り広げます。
結果的に、WIndows98ではIEがOSの一機能として標準搭載されるようになり、「ブラウザ戦争」に勝利したのはIEでした。
(というか、Windowsに標準装備されちゃったらシェア争いも何もない)
このままIEの独走状態が続くかと思いきや・・・
2000年代から新興ブラウザが続々登場し、シェアを奪われていきます。
(3)Mozilla Fire Fox(モジラ ファイアフォックス)
画像:「Firefox」、1691個のタブを15秒で開く高速処理 - CNET Japan
旧ネットスケープが開発したインターネット関係ソフトウェアMozilla。
「Netscapeの血が流れている」と言われているWebブラウザがこちら。
2004年に公開され、1年で1億回以上ダウンロード。
当時普及していたIE6よりも高速かつ強固なセキュリティ。
それまで一強だったIEの牙城を崩した最初のブラウザとも言われています。
また、現在公開されているWebブラウザの中で最も軽量、サイズは150Mb未満。
実はデジ子も2005年頃から2010年頃までは、FireFoxのヘビーユーザーでした。
(4)Safari
macOS - Safari - Apple(日本)スクリーンショット
MacユーザーやiPhoneユーザーなら馴染みのあるSafari。
MaxOS向けに2003年に誕生し、以来Mac製品には標準装備されています。
ページ読み込みが非常に高速かつバッテリー持ちのよさが特徴。
現在のバージョンであれば、動画再生可能時間が他社製ブラウザを使用した場合より4時間長いそうです。
米国では、モバイルのWebブラウジングにおいて、SafariのシェアがChromeを抜いて1位。
ちなみにWindows版も2007年〜2012年まで存在していました。
(5)Chrome
「メール、Webブラウジング、スキル習得を素早く安全にこなせるツール」として、Googleが開発したWebブラウザがChromeです。
2008年にWindows向けが登場、翌週には米国で200万人がダウンロードしたというニュースもすでに10年前の話なんですね。
2010年にMaxOSとLinux向けが公開。2012年にはAndroid版とiOS版が公開されました。
リリースから4年後、2014年にはIEを抜いて世界シェア首位に!
日本での2018年7月現在のシェアは51.6%、半数以上を占めています。
(ちなみに2位はIE、18.3%)
2、Chromeは頻繁にアップデートしている
今回デジ子もはじめて知ったんですが、実はChromeって
6週間に1度の高頻度で、新機能やセキュリティアップデートをおこなっていたんです!(しかも自動で)
そりゃーブラウザシェアトップを走り続けるわけだ〜。
最近では地味にこんなアップデートがあったんですよ。
- デザインを丸っこくした
- サイトアイコンが見やすいようタブ形状も変更
- iOS版のツールバーを画面下へ移動し指が届きやすく
ユーザーの生産性向上のため、素早く安全に使えるブラウザとして妥協しない姿勢、さすがです。
3、今後予定されている機能改善
10周年を迎え、Chromeチームは今後強化する項目として以下を挙げています。
- 悪質な広告からユーザーを保護する機能
- オンラインセキュリティ維持のためのhttpsへの移行
- ARやVRのブラウジング
特に3つ目、ARやVRの実装は、なんだかわくわくしてきます!
今後も末長くChromeを愛用していきたいと思ったデジ子でした〜。
<参考>